ドローンを楽しむために、以前より啓蒙している「ドローンは最低3種論」。これのトイドローン編とでも言いましょうか。これから紹介するドローンは「堂々と飛ばして良いものとは限らない」ものも含まれるので、くれぐれも鵜呑みにはせず、参考程度でお願いします。
延べ飛行時間と操縦技術は結構比例する。
基本的な考え方としては、私は「四六時中飛ばす事」がもっとも大切と考えています。飛行時間10時間以上が航空局が定める一つの基準のようですが、そんなもんじゃ全然上手くなれるわけがありません。ぜひこのブログの読者のみなさん、初心者のみなさんは100時間オーバー目指して頑張ってくださいw
四六時中とばすためには?
ドローンを屋外で飛ばす場合、今飛ばせるのか、飛ばせないのかは、天候に大きく左右されてしまいます。雨の時は無論飛ばせません。晴れていても風が強かったら飛ばせません。曇りですと映像が微妙。それらの判断をするには、風速何mだとか、天気予報など数値的判断も重要になってきますが、一番は経験がものを言うと思っています。私がおかげさまで今日まで無事故で済んでいるのは、それなりの経験と「飛ばす勇気より飛ばさない勇気」をモットーとしているからかも知れませんね。四六時中飛ばしていればいろんな事が実感できます。毎回新しい発見もあると思います。
ドローンが上手くなりたい人の3種のラインナップ。
・マイクロサイズドローン
まずは天候に左右されない屋内での飛行練習が可能なモデルに注目しましょう。自宅の一室であれば、小さいモデルを意識しましょう。また、ドローンにはトイドローンであっても一応モーター負荷への安全装置がついているものがほとんどで、壁へ接触なりしてモーターに負荷がかかるとモーターストップがかかる物が大半を占めるようになりました。ドローンを長持ちさせる意味ではありがたい機能ですが、ちょっと操縦ミスっただけで接触し、墜落し、いちいち取りに行かなければならないので、結構億劫ですw
多少接触しても飛び続けてくれて、壁を痛め難いタイプが理想的です。というわけで中華フープの素が私のオススメ。
ベストチョイス!
・Eachine E011C
ご存知サンタフープ。しかし人気がありすぎて品切れしまくってます。「スピーカー要らない」って方はEachine E011という選択肢もありますが、こちらも品切れしまくり。もう生産されないのか…。
E011系はプロトコルがBayangとわかっているところと、7mmモーターというそこそこなパワーが魅力でして、プロトコル不明でも良い(付属コントローラで楽しむ)、6mmモーターでも良いというのであれば、まだ在庫もあるJJRC H36やその類似品でも良いと思います。
こんなのもあるよ!
・Eachine M80
RTFモデルとBNFモデルがあります。既にFrskyプロポやマルチプロトコルプロポを持っているのであればBNFで。RTFモデルでもコントローラーは他のトイドローンのものよりマシにできているので結構遊べます。初体験な方には嬉しい高度維持モード、屋内コースを回遊したい人には6軸モード、アクロバティックに飛び回りたい方には3軸モードと、初級・中級・上級へと末長く遊べるところも魅力ですね。まあ大抵の人は、これで結構飛ばせるようになってくると、「次」を狙ってしまうのですが…w
・ミドルサイズドローン
屋内はもちろん、屋外でも好条件であれば飛ばせるタイプに注目しましょう。どうせならカメラ付きの方が楽しめます。なるべく簡単にセッティングできるもの、外への持ち運びが容易なものを選びましょう。
ベストチョイス!
・DJI RYZE TELLO
カメラ機能はこのクラスでは秀逸。なにせ5MPですからね。Telloで撮影した写真はそのままインスタあげしても充分耐えうるクォリティです。ただ、せっかくブレ補正も備わったライブカメラが、Wi-Fi伝送のみなので電波状況が悪いとコマ飛びしまくりです。解決策としては、Wi-FiブースターやWi-Fiリピーターの活用。これするだけでパフォーマンスがぐっとあがります。
また、TELLOにはそれなりの安全機構も備わっています。風が強めなのを感知すると、オートパイロット機能の多くが封印されます。その時の気候コンディションが、ドローンを飛ばす上で適しているのか、適していないのかを肌で感じる訓練にもなります。
こんなのもあるよ!
・Hubsan H107C
高度維持やヘッドレスモードなんて甘え。ロングセラーな上に暴落した価格。なにげに細かいセッティングも可能なコントローラーが魅力のトイドローン。スペアパーツもあちこちで購入できたり、流用できたりするのも良いですね。操縦技術が自然に身に付く、まさにパイロットを育てるドローンだと思います。実は昔のモデルの方が、昨今のカメラ付きドローンよりもカメラ品質が上だったりするジレンマがありますw
・ミニサイズドローン
屋外専用として考えましょう。GPS付き+高度維持付きが無難です。私が好きなのはGPSも高度維持も無いタイプですがw くれぐれも天候には気をつけてください。なにせトイドローン。パワーには限界があります。GPSがついていれば遠く離れてしまってもアンチロスト・フェイルセーフなどの安全機能によって、自力で帰ってきてくれるワケですが、風に負けて戻ってこれないまま電池終了してロストという事も考えられます。なお、トイドローンというカテゴリは「航空法規制対象外」である事が前提であると考えているので、ミニサイズでも200g以上のものは、また別の機会に紹介したいと思います。
ベストチョイス!
・Hubsan H216A
GPSと高度維持の塩梅を学べる空撮エントリーモデル。1080p映像は使いようによってはかなり良い映像。ジンバルが無いのは重さというしがらみを思えばしょうがない!? こちらもWi-Fi FPVですので、Wi-Fiリピーターはかなり有効です。7.2V JSTプラグなバッテリーは流用性もあり、老舗メーカーゆえかパーツ類も入手が容易なのもありがたいですね。フォローミーやウェイポイント、サークルなど昨今の空撮ドローンに備わっているオートフライト機能があるのも、基本を学ぶ上ではありがたいところです。
こちらもベストチョイス!
・SIMTOO Fairy
屋外飛行はパワーがある方が、風に持ってかれたりとかせずに済むので、実は安全なんじゃないかとも思える今日この頃。ブラシモーターよりもブラシレスモーターの方がパワーがあるのは当然なのですが、なかなかU199なものは無いんですよね。ですがコイツはU199!航空法規制対象外なんです。汎用フライトコントローラーを採用しているのでカスタマイズ性もあり、カメラも1080pです。
こんなのもあるよ!
・Eachine E511S
カメラ性能については今問い合わせていますが、5G Wi-Fi FPV、1080pカメラ、720pカメラが選択できます。「S」がついた事でカメラが遠隔チルト可能となったようなんです。ジンバルによるブレ補正は望めないにしても、MJX Bugs5WやJJRC X5のような映像くらいは期待できそうです。まだプレオーダー中です。「カメラ遠隔チルトしなくても良いよ」という方は、既に発売中のE511で手をうつのもありだと思います。いずれも某MavicAirそっくりですから、トレーニングドローンという立ち位置で活用するのも一興ですね。
上手に使い分けてより沢山飛ばそう!
今こうして記事を書いている私の横にも、トイドローンがありますw 一区切りついたり、休憩(?)ついでに、1パック飛ばして、飛ばし終えたら一休みして充電開始。そしてまたパチパチとキーを叩く。天気が良ければちょっとドローンを手に持って外へ行き、ひとっ飛ばししてまた戻ってくる。こんな時もあります。朝目が覚めて天気予報みて、良い景色が撮れそうなら車で撮影スポットをめぐったり。こういう老後も悪く無いかなとかw
これがドローンライフスタイルのベースなんじゃ無いでしょうか。もちろんこれらから派生して、本格的空撮機へと踏み出すのも良しですし、TinyWhoopを始めるもよし、5インチレーサー機やレース参加を目標とするのもよしです。メカニックや整備、MODに精を出すというのもドローンライフを進める上で必要不可欠ですから。
ただ飛ばすというのも、結構「悪く無い」向き合い方だと思っています。上手くなる事を目指さずとも。無茶な飛ばし方をせずとも何かが自分の思い通りに前後左右したりする様を下から眺めたり、見えないところが見えてくるというのも、楽しいと思っています。YouTubeとかテレビではドローン空撮による絶景や、最近では操縦技術てんこ盛りなFPV映像もながれまくってますが、そういうのを参考程度に捉え、マイペースで楽しむのが、ドローンをいつまでも楽しめる秘訣にも思えたりしています。
延べ飛行時間と操縦技術は結構比例する。
基本的な考え方としては、私は「四六時中飛ばす事」がもっとも大切と考えています。飛行時間10時間以上が航空局が定める一つの基準のようですが、そんなもんじゃ全然上手くなれるわけがありません。ぜひこのブログの読者のみなさん、初心者のみなさんは100時間オーバー目指して頑張ってくださいw
四六時中とばすためには?
ドローンを屋外で飛ばす場合、今飛ばせるのか、飛ばせないのかは、天候に大きく左右されてしまいます。雨の時は無論飛ばせません。晴れていても風が強かったら飛ばせません。曇りですと映像が微妙。それらの判断をするには、風速何mだとか、天気予報など数値的判断も重要になってきますが、一番は経験がものを言うと思っています。私がおかげさまで今日まで無事故で済んでいるのは、それなりの経験と「飛ばす勇気より飛ばさない勇気」をモットーとしているからかも知れませんね。四六時中飛ばしていればいろんな事が実感できます。毎回新しい発見もあると思います。
ドローンが上手くなりたい人の3種のラインナップ。
・マイクロサイズドローン
まずは天候に左右されない屋内での飛行練習が可能なモデルに注目しましょう。自宅の一室であれば、小さいモデルを意識しましょう。また、ドローンにはトイドローンであっても一応モーター負荷への安全装置がついているものがほとんどで、壁へ接触なりしてモーターに負荷がかかるとモーターストップがかかる物が大半を占めるようになりました。ドローンを長持ちさせる意味ではありがたい機能ですが、ちょっと操縦ミスっただけで接触し、墜落し、いちいち取りに行かなければならないので、結構億劫ですw
多少接触しても飛び続けてくれて、壁を痛め難いタイプが理想的です。というわけで中華フープの素が私のオススメ。
ベストチョイス!
・Eachine E011C
ご存知サンタフープ。しかし人気がありすぎて品切れしまくってます。「スピーカー要らない」って方はEachine E011という選択肢もありますが、こちらも品切れしまくり。もう生産されないのか…。
E011系はプロトコルがBayangとわかっているところと、7mmモーターというそこそこなパワーが魅力でして、プロトコル不明でも良い(付属コントローラで楽しむ)、6mmモーターでも良いというのであれば、まだ在庫もあるJJRC H36やその類似品でも良いと思います。
こんなのもあるよ!
・Eachine M80
RTFモデルとBNFモデルがあります。既にFrskyプロポやマルチプロトコルプロポを持っているのであればBNFで。RTFモデルでもコントローラーは他のトイドローンのものよりマシにできているので結構遊べます。初体験な方には嬉しい高度維持モード、屋内コースを回遊したい人には6軸モード、アクロバティックに飛び回りたい方には3軸モードと、初級・中級・上級へと末長く遊べるところも魅力ですね。まあ大抵の人は、これで結構飛ばせるようになってくると、「次」を狙ってしまうのですが…w
・ミドルサイズドローン
屋内はもちろん、屋外でも好条件であれば飛ばせるタイプに注目しましょう。どうせならカメラ付きの方が楽しめます。なるべく簡単にセッティングできるもの、外への持ち運びが容易なものを選びましょう。
ベストチョイス!
・DJI RYZE TELLO
カメラ機能はこのクラスでは秀逸。なにせ5MPですからね。Telloで撮影した写真はそのままインスタあげしても充分耐えうるクォリティです。ただ、せっかくブレ補正も備わったライブカメラが、Wi-Fi伝送のみなので電波状況が悪いとコマ飛びしまくりです。解決策としては、Wi-FiブースターやWi-Fiリピーターの活用。これするだけでパフォーマンスがぐっとあがります。
また、TELLOにはそれなりの安全機構も備わっています。風が強めなのを感知すると、オートパイロット機能の多くが封印されます。その時の気候コンディションが、ドローンを飛ばす上で適しているのか、適していないのかを肌で感じる訓練にもなります。
こんなのもあるよ!
・Hubsan H107C
高度維持やヘッドレスモードなんて甘え。ロングセラーな上に暴落した価格。なにげに細かいセッティングも可能なコントローラーが魅力のトイドローン。スペアパーツもあちこちで購入できたり、流用できたりするのも良いですね。操縦技術が自然に身に付く、まさにパイロットを育てるドローンだと思います。実は昔のモデルの方が、昨今のカメラ付きドローンよりもカメラ品質が上だったりするジレンマがありますw
・ミニサイズドローン
屋外専用として考えましょう。GPS付き+高度維持付きが無難です。私が好きなのはGPSも高度維持も無いタイプですがw くれぐれも天候には気をつけてください。なにせトイドローン。パワーには限界があります。GPSがついていれば遠く離れてしまってもアンチロスト・フェイルセーフなどの安全機能によって、自力で帰ってきてくれるワケですが、風に負けて戻ってこれないまま電池終了してロストという事も考えられます。なお、トイドローンというカテゴリは「航空法規制対象外」である事が前提であると考えているので、ミニサイズでも200g以上のものは、また別の機会に紹介したいと思います。
ベストチョイス!
・Hubsan H216A
GPSと高度維持の塩梅を学べる空撮エントリーモデル。1080p映像は使いようによってはかなり良い映像。ジンバルが無いのは重さというしがらみを思えばしょうがない!? こちらもWi-Fi FPVですので、Wi-Fiリピーターはかなり有効です。7.2V JSTプラグなバッテリーは流用性もあり、老舗メーカーゆえかパーツ類も入手が容易なのもありがたいですね。フォローミーやウェイポイント、サークルなど昨今の空撮ドローンに備わっているオートフライト機能があるのも、基本を学ぶ上ではありがたいところです。
こちらもベストチョイス!
・SIMTOO Fairy
屋外飛行はパワーがある方が、風に持ってかれたりとかせずに済むので、実は安全なんじゃないかとも思える今日この頃。ブラシモーターよりもブラシレスモーターの方がパワーがあるのは当然なのですが、なかなかU199なものは無いんですよね。ですがコイツはU199!航空法規制対象外なんです。汎用フライトコントローラーを採用しているのでカスタマイズ性もあり、カメラも1080pです。
こんなのもあるよ!
・Eachine E511S
カメラ性能については今問い合わせていますが、5G Wi-Fi FPV、1080pカメラ、720pカメラが選択できます。「S」がついた事でカメラが遠隔チルト可能となったようなんです。ジンバルによるブレ補正は望めないにしても、MJX Bugs5WやJJRC X5のような映像くらいは期待できそうです。まだプレオーダー中です。「カメラ遠隔チルトしなくても良いよ」という方は、既に発売中のE511で手をうつのもありだと思います。いずれも某MavicAirそっくりですから、トレーニングドローンという立ち位置で活用するのも一興ですね。
上手に使い分けてより沢山飛ばそう!
今こうして記事を書いている私の横にも、トイドローンがありますw 一区切りついたり、休憩(?)ついでに、1パック飛ばして、飛ばし終えたら一休みして充電開始。そしてまたパチパチとキーを叩く。天気が良ければちょっとドローンを手に持って外へ行き、ひとっ飛ばししてまた戻ってくる。こんな時もあります。朝目が覚めて天気予報みて、良い景色が撮れそうなら車で撮影スポットをめぐったり。こういう老後も悪く無いかなとかw
これがドローンライフスタイルのベースなんじゃ無いでしょうか。もちろんこれらから派生して、本格的空撮機へと踏み出すのも良しですし、TinyWhoopを始めるもよし、5インチレーサー機やレース参加を目標とするのもよしです。メカニックや整備、MODに精を出すというのもドローンライフを進める上で必要不可欠ですから。
ただ飛ばすというのも、結構「悪く無い」向き合い方だと思っています。上手くなる事を目指さずとも。無茶な飛ばし方をせずとも何かが自分の思い通りに前後左右したりする様を下から眺めたり、見えないところが見えてくるというのも、楽しいと思っています。YouTubeとかテレビではドローン空撮による絶景や、最近では操縦技術てんこ盛りなFPV映像もながれまくってますが、そういうのを参考程度に捉え、マイペースで楽しむのが、ドローンをいつまでも楽しめる秘訣にも思えたりしています。
コメント
コメント一覧 (2)
私は操縦技術追求派なのでいつも頭の中はそればっかり。実はプロ(ジェト機)として24000時間、アマチュア(ヘリ、飛行機、グライダー)として8000時間空中生活を送ってきました。今はリタイアしアマチュアで楽しんでます。
その経験から四六時中飛ばす(イメージトレ、Sim含む)が能力引き出す唯一の方法だと思ってます。教官などで感じたのは、万事同じでしょうが、個々に能力の上限は最初から決まっていて、しかも自分が思ってるほど高くない。練習時間増せば、その上限に近づくが、お金かけても操縦センスの壁があり出来ないものは出来ないです。RC(特にヘリ)の場合実機とは比較にならない程の運動性能があり、ますますセンスが問われる気がします。また技量以前に経済的、環境的要因で挫折が多いですね。
私の場合RC優先順位はヘリ⇒グライダー⇒飛行機⇒FPVドローンです。
ヘリは毎日(室内&屋外)ですが、手軽さから圧倒的にドローン練習回数が多くなっています。ヘリと感覚は似てるので役立ってますし、何より緊張の連続のヘリに比べ、ゲーム感覚FLが楽しいです。なので、室内Whoopは不滅だと思います(ヘリは絶滅危惧種)
ちなみに今日時点で65級通算3643,75級448。少し前からは65級に一本化してます。
これからも有用情報提供、普及活動頑張ってください。
さすがです!
もう時間といい超次元><
そんなお方が今回の記事を評価くださった事はわたしにも励みになります。
少しめげそうなのは、いくら片田舎とはいえ、操縦技術で楽しもう的な啓蒙活動をしていても、多くの方が金積んで手っ取り早く習得できる謎スクールへと足を運んでいる状況が事実であり、また、そんなに高くは無いとはいえ飛ばしていてもさほど楽しくも無いトイドローンへと多くの方が手を伸ばしてしまってたり。
まだまだアプローチが必要なのでしょうかねー。
これからも「有能なドローンパイロット」を発掘できるよう、誰もがそうなれるよう活動の方も頑張っていこうと思っています。