Bayangプロトコルの話をちょっと。

BayangToys-X16-drone
 トイドローンのプロトコルって、基本公表されていないんですよね。
 ですので、RTF(レディ・トゥ・フライ)セットありき。
 トイドローンを買うと、本体とプロポがセットになっているのが常識です。

 また、ブランドによってプロトコルが異なるみたいで、例えばHolyStoneの何かを持って居て、そのコントローラーが手にしっくりこないから、Hubsanのコントローラーで操縦できないかなって思ってても、できないんです。これほんと残念。

 ですが一部のトイドローンって、どういうわけか同じプロトコルが採用されたりするんです。一昔前ですと、WLtoysがよく採用していたV2x2プロトコルというのがあって、「なぜか」JJRC H8C、H6C、Helicuteの一部のモデルが同じコントローラーでバインドし、操縦できていたりしました。

 最近ではトイドローン人気も薄れ(ていると私は思って居ます)、プロトコル解析をする有志も居なくなり、新製品が出てもそのプロトコルは謎に包まれたままというのが当たり前になってしまっています。

 そんな中でも、今回紹介するBayangプロトコルは割とメジャーだったりします。

 Bayangプロトコルはその名をもつ「Bayangtoys」製品(ごめんなさい公式サイトがみつけられません)のプロトコルです。といっても実は同製品間でも微妙な違いはあるみたいです。Bayang X16は製造ロットによってプロトコル変更が施されて居たりしています。そんな感じで、「Bayangだから大丈夫」とは言い切れないところが、トイドローンの怖いところ(?)でもあります。

 で、そんなBayangプロトコル、他にどの製品に採用されているか私の知っているものを紹介いたします。今の所全製品Bayangプロトコルとして動作確認がとれていますが、バージョンが変わることでBayangプロトコルじゃなくなる可能性もあることをご了承ください。

・JJRC H67
・Eachine E011
・Boldclash BWhoop B03(Pro)
・Furibee H801


 そう、私が過去記事でも取り上げている「中華フープの素」のほとんどがBayangプロトコルなんです。

 また、中華フープで言いますと、BETAFPVが安価で発売中のフライトコントローラー、
・BETAFPV Lite
も、Bayangプロトコルです。大抵のフライトコントローラーが数千円するところが、BETAFPV Liteは千円ちょっとで買えるのも魅力と言えます。

 Bayangプロトコル採用製品が数多く存在するのはおわかり頂けたでしょうか。しかし残念な事に、RTFセットで一緒についてくるコントローラーが、どれも「ちゃっちい」んです。

 少し前でしたら、本家Bayangが発売していたBayang X16のコントローラーが、結構ちゃんとしていてよかったのですが、バージョンが変わったのか現行流通しているものでは上記ドローンがバインドできなくなっている報告が入って居ます。
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 さあ困ったと思うわけですが、まだ光はあって、実はこちらのモデルもBayangプロトコルだったりします。







 Amazonで売っているものは「国内認証済み」。コントローラーそのものも、大きさ的には大人の手にもしっくりくるサイズです。スティックのジンバルはプラスチックボールなので当たり外れがあるかも。
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 E011でもB03でも、買ってコントローラーはしまい込んで、JJRC H98のコントローラーでバインド、操縦すればかなり良い操作感で楽しめます。FPVカメラを乗せて中華フープ化したドローンを、H98のコントローラーで飛ばして、古民家ステージを周回出来ましたので、「そこそこ使えるコントローラー」と考えてもらって良いと思います。

 Bayangプロトコルはさらに、「deviation」でもサポートされています。現状では国内認証が済んで居ませんが、JumperT8SGシリーズや、iRangeXシリーズなど、マルチプロトコル対応プロポでプロトコルにBayangを選択すればOK、より繊細な操縦も可能になります。
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 deviationとは、マルチプロトコルをサポートしたコントローラー用のファームウェアの一種で、オープンソースなのでJumperやiRangeXなどかつては無名だったメーカーがdaviation採用で一気にシェアを広げているようです。
 daviationサイトに飛びますとSupported Modelsが公開されています。最近では前述のようにトイドローン人気の減少とともにプロトコル解析も手薄になっているようで、このページもあまり更新されていないようなのですが…。
 過去モデルが目立ちますが、Bayangプロトコル採用モデルはかなりありますね。
 国内電波認証済みなモデルが他にもあったらよいのですが。
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 「初心者はまず最初にコレを買え」みたいなブログ記事をよくみかけるようになりましたが、その判断素材の一つとして、汎用性のあるBayangプロトコルであることがわかっているモデルを選ぶというのも、賢い選択の一つだと、私は思います。