ええ、貧乏だからです!w テロリストになるにはお金が必要なんです!w
3879cd35-s
 
 というか出た!「◯◯する△つの理由」をタイトルにつけた!ワォ!
3-WiySVT

 意識高いブロガーか!w

 と一人で盛り上がってるわけですが、ウケを狙ってるワケじゃなくて、本当に「心配して」るというか懸念しているんです。ですのでこの記事を読まれたら気分悪くされる方も多数出ると思いますが、これまで3年間、トイクアばっかり飛ばしてきた、そして裏切られてきた、んでもって素晴らしいモデルを発掘してきた私が言うことなので、まったく参考にならないって事もないはずです。たかが1万数千円、されど1万数千円ですから。

◯理由その1:スマホコントロール
 トイクアもコストダウンの波に乗って、「BNF」なラインナップが増えた2017年でした。スマホアプリで操縦させれば、製造コストもアプリ開発だけで済みますし、モード1だモード2だの用意する必要も無い。そんな理由からかスマホコントロールなトイクアが激増。当然私のレビューもスマホアプリコントロールが微増。微増なのは私自身がスマホでの操縦を既に嫌っているからです。多分元祖はコレ。

・Parrot Rolling Spider
 って「サクっとレビュー」探してみたけど私作ってない!?w
 過去記事:Parrot Rolling Spiderを3葉プロペラで飛ばしてみた
 下の動画では上手く飛ばせないとぼやいてますw
 この頃の私はBebopを買う決意をし、「Rolling Spider 一つ飛ばせずしてホビードローンとはなんぞ!」とガンバってたんでした。

 ちなみにRolling Spiderは未だにあります。埃かぶってますケド。売るに売れず、飛ばす気にもなれず、本当に可哀想な子です。

 後にParrotはAndroidでのゲームコントローラ対応を表明、Android版アプリはゲームパッド対応。後にiOS版も対応しましたが、その頃にはParrotが純正の対応コントローラを発売して、現行機であるMambo FPVにはもう最初からコントローラ付きに。それでやっと操作性が『普通』になった感じです。

 Telloはスマホ用ゲームパッド対応と謳っています。私の予想ではTelloの発売に合わせて、「Telloに最適なゲームパッド7選」なんて記事が出て来ることでしょう。薄々おわかりかと思いますが、Rolling Spiderがゲームパッド対応表明した頃からずっとゲームパッドをチェックしていた私の経験では、「オススメできるものは未だに無い」のです。
 格闘ゲームなりをスマホでやる分にはいい具合なのは普通にあると思います。ですが普段皆さん(特にDJI信者な皆さん)はT10Jだ、Mavicコントローラだ、Phantomコントローラだと使っているわけですよね?そんな方々がゲームコントローラで満足しますか?私はしませんね、出来ません。なのでオススメのスマホ対応ゲームパットなんて紹介出来ませんよ。え?それでも教えろ?しょうがないなぁ…w


◯理由その2:720Pブレ補正が疑わしい
 先日やっとのことHubsan H216Aを飛ばして、空撮動画を確認して「ここまで来たか…」と感動していました。H216Aはミニサイズドローンですけど、1280x1080・25fps。Telloはプロモーション動画にて一切実際にTelloで撮影された映像を使ってません。例えば空撮用途で、映像の素晴らしさを売りにしたいのであれば、実機による映像をのせるのがDJIのやり方でした。
 MavicPro発表時、YouTubeで最初にあがった紹介映像に「Actual Footage」(実際の映像)とあったのをみて「これは『買い』だ!」と確信できました。
10
 ↑左下。

 720Pアクションカメラありましたね。
・808 NO.16 120 Degree 720 x 480 HD Mini Camera Module 7g
download
 あれ?これって720Pじゃなかったでしたっけ。Amazonで売ってるのはワイドレンズじゃないのでオススメできませんね。
 で、Telloも写真をよーくみますと、ワイドレンズっぷりはしょぼそうですね。120°じゃない感じ。
tello-3
 ブレ補正は視野角が肝なんです。例えばデジタルジンバル搭載Bebopさんは、180°視野角レンズを用いて映像を撮影し、リアルタイムで余計な部分を切り取って視野角90°くらいだっけ、自然なブレの無い映像にみせかけて居るわけです。ドローンは移動飛行時機体が10°とか45°とか傾きますから、固定カメラですと地面ばっかりな動画になったり、観てて気持ち悪くなったりします。
 是非先程紹介している808をドローンに取り付けた映像をご覧になってください。

 つまり↑以下の可能性があります。このカメラは仮にも視野角120°ありますので。それに操縦しているのはQuadcopter101師。トイクア操縦のベテランでありプロです。

 Telloのフロント写真で120°レンズとか170°レンズとかあからさまにわかるようなものであればこんな心配はしないのですが、これ、いいとこHubsan H107C+じゃないでしょうか。
 Dobby同等のブレ補正だったらマジ泣きますよ。黒い耳が出るやつ。

 狭い視野角ではゴーグルFPVでの飛行は難しいでしょう。やってのける事も出来なくはないでしょうけど、私達が遊んでいるように、家の中を縦横無尽に飛び交うのは諦めた方が良いと思います。Telloはサークル飛行やアップ&アウェイなどのユニークな空撮を得るためのフライトパターンが予め登録されていますから、レーシングしても遊べるけど空撮寄りなトイクアなんだと思います。
 それでカメラ性能が他よりも劣るというのは、劣らずとも使い物にならないのであれば、がっかり度合い半端ないでしょうね。
 同様にがっかり友達としてKUDORONEもあります。4K積んでいながらもまともに飛ばないので空撮するお仕事すらこなせなさそうです。遊びにもならない。
13
 Telloのカメラ性能が納得行くものであることを願っています。



◯ブラシモーターが屋外でまともに飛ぶわけ無いじゃない
 私がレビューしているブラシモーター直結プロペラタイプで屋外飛行しているもの。自立して飛ぶ仕様じゃないのに安定して飛んでるかのように見えるのは、操縦に依るものがかなり占めています。横風にじわじわと、時にそこそこで持っていかれるのをしんなりとカウンターあてて戻してたりというのが感覚で出来てる。これは兼ねてより私のブログでトイクアの泥沼にハマったみなさんなら普通に感じている、出来ている事だと思いますが、それがスマホやゲームコントローラーでカウンターとか当てられますかね。スマホのバーチャルスティックは夢中になってるとあらぬところに指が行くので、手元みたり機体みたりと忙しくなります。私はアレも嫌い。0でもなく100でも無い微妙なスティック加減が維持できないのもイラッとしますね。
58
 デジタル接続による遅延も心配です。咄嗟の操縦っていうか、ちょっと振りたいという些細な動きにも遅延が感じられたらそれでもイラっとします。スーパーマリオで前から来るノコノコをジャンプで避けるのに、ボタン押して0.5秒後にジャンプする仕様だとしたら、誰もがイラッとするでしょう。さすがに数々のドローンをリリースしているDJIが提供するフライトコントローラテクノロジーとインテルチップで飛ぶTelloですから、そんな事は無いと思いたいのですが。

 ブラシモーターパワーはほんと知れてます。最近では10ミリモーター、2セルでブラシレスに負けず劣らずとも言えるパワフル機も出ましたが、Telloって重さ100g無いですもんね。風の影響はモロうけると思います。それをゲームコントローラーでどこまでフォローできるかも吟味したいですね。



 Telloの発売は中国本土では1月末、日本やアメリカなどその他の国では3月との事。つまり中国で先に発売されたモデルのレビューなりを見て、その安定度、映像品質、操縦性を確認してから予約しても、発売されてから買っても全然遅くないと私は思います。もしかしたら「ああ、こんなんじゃ買わない方が…」みたいな事にもなりかねないので皆さんも是非慎重になってみてください。


 憶測です。
 DJIは体験会などを提携ショップに行なって貰ってドローンについての認知や販売促進へと繋げていると思います。こういうマーケティングはどんなものでも普通にある事ですね。
 ですがDJIの今までの製品群では「初体験」には開催者がリスキー過ぎます。どのラインナップも航空法規制対象機。お値段も結構します。よく体験ブースでネット張ってたりしますが、あれってドローンの操縦ミスったりバグったりして想定外にどこか飛んでいくのを防ぐためで、ネット接触=なんらかの破損は覚悟の上、なんですよね。もちろんギャラリーとの隔離をネットで行う事で事故を未然に防ぎたいという狙いもあるでしょう。

 つまり、今までのDJI製品だけでは「体験会とか開催するだけでもリスキー」だったんです。「先ずはドローンにふれて貰って…」なんて言いますけどね。そこで大活躍していたのが、こちらw
RM8677 (1)
 初めての人でも自立飛行かと思わせるくらい安定した飛び。軽くて小さくて、墜落でも壊れにくく、壊れたところで知れてるレベル。ドローン体験イベントでは必ずといって良いくらい登場するParrot Manboさんです。


 「DJIのドローン体験イベントにParrotは無いわな」って誰もが思っていた事でしょう。ですので、マーケティングを充実させたいDJIや、販売代理店にしてみれば、「DJI製のMamboの代わりが欲しい!」となるのは当然。
 そこでRYZE(でしたっけ??)に目をつけたと。スタートアップ企業にやらせれば製造コストも期間も短く済みます。「パクってんじゃねーよ!」と本家に訴えられても母艦への損害は軽い。いやはやほんとDIJさん商売上手ですわ。

 既に日本では不動の地位と信頼性を持っているDJI。そのDJIの名を借りてのTello。DJIは今までまったくタッチしていなかったトイクア市場にも食い込めますし、先のようにイベント特攻隊機もDJIブランドで(RYZEなんだけども)用意できる。DJI信者がSNSやYouTubeでガンガン宣伝してくれる。ついでにParrotのmini Droneを撃沈できる。

 んー、嬉しいような悲しいような。