大雪もやっと収まり、なんとか飛ばせる日が来ました。
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・GPS 精確ポジション Hubsan H216A X4 DESIRE PRO WIFI FPV 1080P カメラ RC クアッドコプター (HT009 送信機付き)日本語説明書付き
 まず私が驚いたのはその価格。この記事執筆時点で10,010円(送料別。2,903円払ってでも佐川選択がオススメです)。そう、たった1万円なんです。よーく考えてみましょう。高度維持+GPS、そしてカメラは広角で1080P。中堅どころなホビー空撮ドローンとくらべてもしいてあげればカメラにジンバルが付いていないといったところ?
 2年ほど前なら10万円近くしたんじゃないかと思うのですが。しかもこちら、ホームポジションへと帰還するオートマチックリターンホームはもちろん、スマホとのGPS差を利用したオートフォローミー、地図上に設定したウェイポイントを自動航行する機能、サークル飛行が可能です。

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 今回新たにデザインされたHubsan HT009リモートコントローラー。これもなかなか良い感じでして、まずスマホホルダーがワンタッチでセットできます。Wi-Fi FPVによるドローンのコントローラーって、プロポとまた別にスマホホルダーってなってるものが多く、しかもスマホ(私の場合はiPhone6s Plus)をセットすると重心のバランスが悪くなって持っていて危なっかしくなることも。
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 HT009はそのあたりも計算されているのか、スマホをセットして手にもっても、重心が程よい位置のまま。リモート反応もすこぶる良く、かなり微細なコントロールも出来ているように思いました。
 コントローラのカーブはアプリの設定からも変更が可能で、よりユーザーの好みに近づける事も出来ます。
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 バインドの仕組みというか組み合わせがユニークで、スマホと機体がWi-Fi接続され、スマホとコントローラがBluetooth接続されます。確認は出来ませんが、この時コントローラと機体もHubsanXプロトコルで2.4G接続されているのかも。

 ですので、最初の接続は順序を間違えるといつまでもバインド出来なくなるかも。動画にて手順がわかるようレビューしたつもりですが、マニュアルにも記載されていますから、各自で確認しながらすすめるようお願いします。

 今回レビューポストまでに躓いたところ。
・Wi-Fi基地局が拾えない事があった。
 電源を入れ直したり、スマホのWi-Fiを一旦切り、再度オンにする事で拾えました。拾っても妙な遅延(ブロックノイズは仕方ないw)が有った時はまた機体の電源を切って、最初からやり直してました。
・コントローラとスマホとのBluetooth接続が最初わからなかった。
 ほんと凡ミス。機体とスマホがWi-Fi接続され、アプリ起動してオペレート画面になってキャリブレーションが終わったら、設定(画面右上の歯車アイコン)をタップ、コントローラのタブをタップし、下へスクロール。まさかここが下へスクロールするとは知らず、何度も起動と終了を繰り返してました。
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・SDカードの相性そしてただ刺すだけの不安構造。
 HubsanのSDカードスロットって今回もですが、カチって手応えが無いやつなんですよ。ブスっで終了。ちゃんと接触されているのかちょい不安ですし、着陸等の振動で抜けたりしないんでしょうかね。扱いは慎重にして居た方がよさげです。また、手持ちのSDカードを使うわけですが、録画が出来ないものが。録画スタートのボタンを押して、ちょっとするとタイムカウントが始まるはずが、始まらず、こりゃ録画されてないなとSDカードを疑い、PCで確認するとちゃんと認識。で、違うSDカード(無駄に32G)を突っ込んで認識成功でした。レビュー動画でもやっちゃってますが、録画がバッテリー切れ等で中断されるとファイル壊れて見れなくなります。こまめに録画と録画停止を繰り返す方が良いかもですね。
・飛行時間は10分少々のようですが、ギリギリまでの飛行は禁物。
 「あと撮り」するために飛ばしていた際、バッテリー残量30%をみた少しあとで、機体がとまった事がありました。墜落といっても大した高さでもなく無傷だったのですが、警告は40%から出るので、それ以後はなるべく離さず、若しくはRTH動作始めた方が安心ですね。

・とにかく天気が悪すぎたw
 ほんと冬の北陸はなんとかして欲しい。異常気象歓迎!暖冬歓迎!(ちなみに今雪かきあとの筋肉痛に来るしんでいますw)

 不安要素ばかり羅列してごめんなさい。H216Aがあまりにも安定し、高性能なのがわかってしまったので、逆にそれに甘んじて運用をナメちゃう人続出するのではと思った次第です。

 そうなんです!今までのトイドローンの中で最も優れた空撮ドローンだと思ったのです!w

 私的には合格点どころか階級特進させてしまいたくなるH216A。おまたせしました動画どうぞw


 公式動画もついでに。H216Aはまだまだ紹介仕切れない機能があります。

 今回のレビューでは尺の都合というか(ただでさえだらだら長くなってしまった感)、私の都合でスマホアプリによるフォローミーやウェイポイント航行を検証できませんでしたが、追々やってみたいですね。というかMavicProじゃ飛ばせない飛行禁止区域上空の空撮に使うってどうだろうw いや、『ドローン警察』が来るのでそれはやめておきますかw

 アプリの些細なバグもアップデートと共に修正されるでしょう。もしかしたら更なる機能追加も考えられます。どこぞの政治目的暴力行為みたいな名前のトイドローンがドヤ顔で搭載しているアップ&アウェイなんてのも、アプリのボタン加えるだけですからね。
 いや、HubsanはかつてH107で一世を風靡したブランド、きっと黙っちゃいないと思います。出るか!マイクロサイズGPS空撮ドローン!