「まってました!」と言うべきか!?
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 たったの86gでありながらも4K空撮、GPS搭載でフォローミーだのが出来るマイクロサイズドローン。KUDRONE。
 9月にこんな記事も書いてましたが、いよいよ国内正規販売が始まります。それもソフトバンクで。
 クラウドファウンディングで公開されたPVはフェイクだなんだとその筋からはケチョンケチョンに言われてましたが、実際はどうでしょうね。
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 ドローンフライヤーには物足りない「スマホオペレーティング」
 現在、手っ取り早さというか手軽さと高いコストパフォーマンスで大人気らしいDJI Spark。Sparkが発売された当初はコントローラーはまだ発売されておらず、一部のYouTuberやDJI信者によって紹介動画やらが上がってはいましたが、実際にブレイクに至ったのはフライモアコンボを始めとしたコントローラーが発売されてからと実感しております。
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 たとえばParot Mambo。如何にもトイドローンらしいソリューションをひっさげての登場ですが、多くのフライヤーは別売りのコントローラーで飛ばしています。
 U199な空撮機にDobbyがありますが、あまり飛ばしまくってる動画は見かけられないんですよね。夏に海水浴場でカップルがセルフィーするのに飛ばしている光景みて「おお!」と思いましたが。
 言いたいのは「思い通りに操縦しづらいスマホオペレーティングって楽しいの?」と。

 パワー大丈夫なの?ブラシモーター
 Sparkも、Dobbyも、Bebopもブラシレスモーターです。モーターにパワーがあるのでちょっとした風でもそこそこ定点ホバリング。GPSの精度等にもよるのでしょうけど。GPS搭載でブラシモーターなドローンはHubsan H502Eや、JJRCなどからも出はじめていますが、あれはギアダウンして大きめのプロペラを取り付けているから出来ているとも言えます。
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 飛行可能なコンディションの目安としては「JJRC H6CやHolyStone HS170が飛ばせるくらい」な風具合なんじゃないかと思われます。なにせKUDRONE、100gも無いのですからね。中身の入った缶ジュースが風ではコケないでしょうけど、中身の無い空き缶が風でコケるのと同じ感じですから。それを果たしてGPSとモーターパワーでどこまでフォロー出来るか。期待半分不安半分といったところです。

 ジンバルが無いわけだけれども
 GPS搭載なトイドローン、Hubsan H502シリーズにしても、Dobbyにしても、ジンバルが無いがために(Dobbyは使い物にならないデジタルジンバルが搭載されてましたが)動画は散々なものになりがち。Bebopのように、180度魚眼レンズをリアルタイムでデジタル処理するような仕組みであればかなり映像には期待できるのですが、KUDRONEのカメラレンズは120度だそうです。しかもソニー製。GoProのようなアクションカメラ相当のカメラがついていれば、多少のブレはおさえてくれそうですが、そもそもドローンって機体を傾けて移動する飛行体なわけですから、ジンバルが無ければブレブレ映像は免れないんですよね。

 27,400円はお値打ちか
 私は良心的な値段設定だと思います。うん、お値打ち。4KカメラをGPS搭載機に積めば、そりゃそれくらいするでしょうね。さらにお高いお値段で小型なブラシレスモーターを搭載したスマホケースになるドローンなんてのも有ったわけですから、それと比較すればもう『お買い得』と言えると思います。

 まージレンマに悩まされるでしょうね
 KUDRONEはオプティカルフロー+超音波センサーが搭載されているので、いうなれば「Parrot MamboにGPSと4Kカメラ積んだ」ドローンと表現すれば、概ねの想像がつくかと思います。室内でもオプティカルフローがあるので安定した飛行が期待できるワケですが、GPSを拾えないのでオートフォローミーなどの追尾機能は使えないかも知れません。一応『インテリジェントビジョン認識』なる機能があるようなので、GPSを受信できずともSparkなどのように画像解析によって追尾したりする仕組みがあるのかも知れないです。
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 で、GPSを拾う屋外でとなりますと、今度は風の影響をモロうけますので、映像はブレブレになる可能性が。GPSのおかげでリターントゥホームも発動できるわけですけど、ブラシモーターでどこまで抗えるかですね。バッテリーは3.7V 650mAh。Parrot Mambo同等ですかねー。

 立ち位置としてはDobbyの対抗馬!?
 199gとギリギリいっぱい航空法適用除外なセルフィードローンDobbyはブラシレス。KUDRONEはブラシ。ブラシレスはパワーがあるのが魅力であり、危険であり、モーター寿命も比較的長かったりしますが、ひとたび故障してしまうと修理というかパーツ交換がかなり難しいところもあります。一方KUDRONEは、ブラシモーター故にモーター寿命も短そうですが、低価格なモーターパーツの交換すれば良いわけですし、パーツ構成もシンプルそうなので、長く使いたい人にはメンテナンスも容易な分きっちり減価償却してくれそうに思います。
 きっとソフトバンクでパーツ売りや修理受付けもしていただけることでしょう。
 どちらもスマホオペレーションのみなので、リモート距離はかなり短そうですが、利用されるシチュエーション、例えば旅先でちょっと記念撮影とか、それも真上からのドロ写とか、それくらいの用途であれば問題無いと思います。トイドローンでもリモートが優秀なものは100mくらい平気ですが、Wi-Fiによるバインドはホント一概には言えないですよね。30mも怪しかったりしますから。

 リア充とは言い切れない私には無用の長物かもしれないセルフィードローンという存在。飛ばす楽しみより撮る楽しみを見出している方には、KUDRONEはかなり良い相棒になるかと思います。

 KUDRONEの公式サイトは一応日本語ページもありますので、気になる方は是非そちらもチェックなさってくださいね。