Wngsland Minivetは名機だと思っています。

51354_300

 隠れた名機を何気に次々と、しかもわりとロングスパンで出していた(と私は解釈している)Wingsland。今年春には某人気200g以下セルフィードローンよりもスペックが高いモデルを投入するわ(国内販売も展開中)、それ以前に発表していた空撮機が最近やっと出るわと、元気があるんだか無いんだかちょっとわからないモデル展開をしてはいるものの、着実にそのラインナップを増やし続けているドローンメーカーです。
 そんなWingslandがやっと(?)トイクアレーサーを発表。しかし諸手を挙げて歓迎出来ない不思議スペックでの市場投入です。
・WINGSLAND X1 WIFI FPV 604*368 カメラ オプティカル フロー ポジショニング RC クアッドコプター 携帯による制御
HR5317_03
 このデザイン、既視感を持った方も多いと思いますが、性能面でも既視感を拭えません。
モデル:Wingsland X1
航空機重量:約70g(電池を含む)
飛行時間:約7分
最大上昇速度:1m/s
最大下降速度:0.6m/s
最大飛行範囲:100m
最大傾斜角:30°
ホバー精度:±0.5m(オプティカルフローセンサー)
モーター軸間長さ:120mm
カラー:オレンジ(後にオレンジ、グレー、イエロー、グリーンが登場予定)

カメラ
調整可能角度:0°〜30°
写真解像度:640 x 368
ビデオ解像度:640 x 368

バッテリー
バッテリー容量:600mAh
バッテリー電圧:3.7V
バッテリータイプ:リポ 1S
充電時間:30分間(急速充電モード)
充電電圧:5V / 1A
温度範囲:5℃〜40℃

映像伝送
タイプ:デジタル
モード:Wi-Fi
範囲:50m
解像度:640 x 368

※コントローラーは別途発売予定(本製品には付属せず)

 そうなんです。現状はスマホのみによるコントロールです。
 公式サイトによると、3つの飛行モードが用意されており、レートをアップすることでかなりアグリッシブなフライトも堪能できるようなのですが…。
スマホでFPVレースはかなり厳しいです><
 コントローラーはDJI Sparkを彷彿させる搭載方法を採用しているようです。
HR5317_18
 どうもWingsland R6コントローラーのようですね。Wingsland M5のRTFモデルに付属のコントローラーをそのまま使うという手も通用するようです。

 とりあえずTeaching Videoがあったんでぺとり。

 果たして実際の飛びっぷりや操縦難易度は如何なものかが気になるところではありますが、昨今の高度維持+オプティカルフローなトイクアとは異なるアプローチ、どっちかというとレーシングして遊ぶほうの考えに基づいた機体設計に思われます。

 Wingsland M5の室内練習機として捉えれば、あながち間違いではない立ち位置にも思えます。
 カメラの解像度こそ低いですが、Wi-Fiでの遅延等を最小限に抑える目的であればやむなしと言えるのかも知れません。
 といっても昨今のWi-Fi FPVモデルでゲート潜ってビュンビュン飛ばせるようなモデルは今のところは無く、ゆるゆるぷかぷかと広めな室内を浮かばせる程度。
 今度こそたのみますよ><