もうね、マジおすすめなんですよ!
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◯そもそも中華フープとは
 昨年よりアメリカで大ブームとなっている室内FPVドローン、Tiny Whoopのお話から始めましょうか。アメリカはHorizon Hobby が発売している室内向けドローン、Blade Inductrixが発売。プロペラを円筒で囲うことでプロペラガードにもなり、空気効率もアップし、今までのトイクアとは比べ物にならない抜群の安定感で飛行することが可能になりました。
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 ほぼ同時期に小型軽量化に成功したFPVカメラモジュールがリリースされ、「ナノサイズでも乗っけて飛ばせるぞ!」となんでもかんでもFPV化の波が。中国では既にナノサイズ・マイクロサイズで5.8G FPVなモデルは数々出ていますが、実際にレーサーとして使えるものは無し(これは再三打診してたんですがねー)。
 もともとFPV大国であるアメリカのドローンレーサー、ごめんなさい名前忘れたw まぁそのレーサーの方が提案したソリューション、それがTiny Whoopです。
 これは憶測ですが、Whoop(うわぁぁぁぁ!)とHoop(輪っか)をかけて、「うわっ!ちっせー輪っか(でFPVできてるよ!)」みたいなニュアンスでこの名前なんじゃないかと。

 Tiny Whoopは公式サイトもありますので、そちらも是非ご覧になってくださいね。
https://www.tinywhoop.com/


 で、そんな大ブレイクを中国を見逃すわけがございません。Blade Inductrixと「ほぼ」同じ形状で、さらに中国価格でリリースされたのがEachine E010なのでございます。
・Eachine E010
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http://www.banggood.com/Eachine-E010-Mini-2_4G-4CH-6-Axis-Headless-Mode-RC-Quadcopter-RTF-p-1066972.html

 Blade Inductrixは$69.99。Eachine E010は$18.98(さらに値引き)。そりゃ中国通販に抵抗の無い人達は「これでもTiny Whoopいけんじゃね?」って思いますわな。さらに追い打ちをかけるように、JJRC H36がリリース。E010と全くの同一製品です。
・JJRC H36
http://www.surehobby.com/ja-jjrc-h36-6-axis-gyro-headless-mode-mini-rc-quadcopter-rtf-2-4ghz-p241871.htm

 あとはE010(H36)にAIO(All In One)カメラ乗っければTiny Whoop中国版の完成。こちら何せお値段が激安なので、流行は一気に加速するわけです。
 こうして中国版のTiny Whoop が生まれたのですが、人によってはTiny Whoopと区別してChiney Whoopと呼んでいたりします。これをmixi:ドローン友の会のメンバーの方が「中華フープ」と呼ぶようになりました。
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◯さあはじめようか
 では、具体的に「何が必要か」ですね。Eachine E010も、JJRC H36も同じと言いましたが、Blade Inductrixと何が違うか。とりわけ違うのはバッテリーの形状なんです。E010は3.7V 150mAh と、過去に出ているナノクアッドと同じようなリポバッテリー。対してInductrixはスティック型。そしてボディの色。黒か透明かですね。あとはほぼ同じ。基盤とめるビス穴の位置まで同じと来たもんだw
 というわけで、安く上げるためにベースとなる機体をチョイスしなければなりません。Eachine E010
か、JJRC H36か、はたまたBlade Inductrixか(実はさらに選択肢がうまれてしまっているのですが、それは後述ということで…汗)。
 取り敢えず的にJJRC H36で良いんじゃないですかね。EachineはBanggoodでないと買えませんが、JJRCはどこでも買えますし。や、ホントコレ、どっちでもいいですw

 と、Amazonアフェリエイトリンク貼ってる俺死ねよ。や、中国は信用ならないという方のために一応、ね…(汗)
というわけで先ずは出費2,000円。 
+2,000円
 
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 次にカメラ。AIOカメラ。これはホント日進月歩なんです。今こうして記事を書いている間にも新型がリリースされてたりしますから。この件はmixi:ドローン友の会メンバーの方からのオススメも含め紹介したいと思います。
・Boldclash F-01
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http://www.tmart.com/Boldclash-F-01-5-8GHz-TX-Camera-AIO-Combo-3-1g-AV-TX-48CH-Power-Supply-2-9V-5-5V_p352293.html
 3.1g(ただしアンテナ抜き?)と軽量。既にmixi:ドローン友の会メンバーの方も導入済みでオススメだそうです。

・Eachine TX02
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http://www.banggood.com/Eachine-TX02-Super-Mini-AIO-5_8G-40CH-200mW-VTX-600TVL-14-Cmos-FPV-Camera-p-1088368.html
 自分が使っているのはコレの前バージョンTX01なんですが、「600TVL」に期待です。当然ながら販売はBanggoodのみ。TX01よりも高性能小型軽量化に成功しているのですが消費電力が大きいのでダメだとの声も。そう、中華フープ搭載カメラは小ささ、軽さ、美しさ、そして消費電力の少なさも重要なファクターなのです。

・EP modelsの 5.8G 25mW FPV AIO カメラ
TCV01
http://shop.ep-models.com/index.php?main_page=product_info&cPath=167_194_190&products_id=8072
 国内販売品です!頼んだら(在庫などの関係もあるかも知れませんが)すぐ届きます!

 他にもどんどん登場しているのですが、押さえて置くべきポイントは、
軽いか
キレイか
小さいか
1セル対応か
 でしょうか。何せTiny Whoop関連記事やYouTubeでイロイロ紹介されていますし、そちらで画像等を確かめて納得出来ればOKなんじゃないかなと思います。また、アンテナがクローバー型だったり同軸だったりしていますが、同軸はほんの僅かながら重たいみたい。でもクローバー型はクラッシュの時に折れやすいそうですし、重さをとるか、壊れにくさをとるか、そんなところでしょうか。
というわけで出費さらに2,500円。
+2,500円


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 そしてFPVといえばゴーグル。勿論多くのレーサーが愛用しているFAT SHARK一択なのでしょうけど、今回は「1万円」 ですからね。というわけでチープでありながらもちゃんと「イケてる」ゴーグルを紹介します。
・JJRC JJPRO F01
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http://www.gearbest.com/fpv-system/pp_410970.html
 今俺が使ってるのがコレです。映像はクリア、大きくクッションが分厚いので小さめのメガネならつけ心地は悪くなりますが付けたままでも装着できます。しかし!現在価格が$93!予算オーバーっすかそうですか!

・WSX-F01
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http://www.surehobby.com/ja-wsx-f01-5-8g-40ch-4-3-480-272-hd-fpv-video-glasses-with-antenna-p242302.htm
 新製品です。解像度低いです。や、そもそもFPV映像はアナログ放送なので解像度は低いんですけどね(汗)ちっさい画面をレンズで拡大して見せるというのがこういったワンボックス型の特徴ですので、それが合う合わないは個人差凄いと思われます。自分が探した中で最も安いモデルがコレでしたのでコレで。大丈夫、映らないとかそういうんじゃないですから(無責任)。
 ということで出費5千円なりぃ。
+5,000円


 これで「とりあえず」は中華フープ体験が出来ます。予算として1万円に強引に収めてますが、出来てますとも!

 出先から追記です。E010Cという、E010にFPVカメラ乗っけてバッテリーを45CにしたRTFセットがBanggoodから新発売されました。ハンダ作業が苦手な方はこれから始めても良いかも知れませんね。プロトコルの変更が無ければ良いのですが。
 ナニゲにMODE1もあるようです!これは有り難い方多いんじゃないでしょうか(俺はデビデボでの操縦推奨です><)。
 これにFPVゴーグルがあればもう始められるわけですね! 


◯より楽しみたい方へ
 ここからは更なる追い銭によってより幸せになるための情報です。1万円しか持っていなかった方、ここから下は読まない方が良いです。取り敢えずここから上のネタでもって始めましょう(酷い><)。

 まずは予備バッテリー、いや、バッテリーによるパワーアップです。
・5PCS Eachine E010 3.7V 150mAh 40C Upgrade Battery
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http://www.banggood.com/jp/5PCS-Eachine-E010-3_7V-150MAH-45C-Upgrade-Battery-USB-Charger-Set-RC-Quadcopter-Spare-Parts-p-1103569.html

 通称「黒ラベル」。サイズ、容量ともE010付属品とは変わらないのですが、「40C」の威力たるや侮れません。実は自分のは到着待ちなのですが、mixi:ドローン友の会メンバーの方に援助いただきまして、使ってみた所そのパンチ力と持続力は付属品より明らかにアップグレードしてます。ちなみに付属品は30C。Amazonで売ってるやつは30Cとありましたが俺は返品です。だまされましたきっと20Cかそれ以下です。

 ケーブルと充電器代として考えたら安いものだったかな…。とりあえず中華フープしたかったらこれは買うなです。

・Spare KH101
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http://www.gearbest.com/rc-quadcopter-parts/pp_260126.html 
 3.7V 260mAh 30Cです。Floureon H101のスペアバッテリーセット。長時間飛ばしたい方向け。長さがちょっと長くなるので、ドローン本体裏がわのバッテリーベイ部、全面のストッパー部分をカットする必要があります。また、プラグがWalkeraタイプなので、基盤の電源プラグも側面を切り取って刺さるようにする必要があります。1セルWalkeraプラグなので多彩な充電器が使えてグッド。
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 高性能バッテリーを選ぶというのもアリです。

 35Cにアップっす!品薄状態が続いてますので、そこが悩みどころです。

 ちなみにBlade派な人はこちらを採用される方が多いです。

 そんな感じで予備バッテリーに追加投資2千円なり。
+2,000円

 さらにパワフルな機体に手を出すのも良いでしょう。実はコレがダークホースでした。
・FuriBee F36
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http://www.gearbest.com/rc-quadcopters/pp_571963.html
 悔しいかな、こちらは飛行のパンチ力も実際の浮上力も、先発のE010、H36よりも上を行ってるんです。ボディ形状がほんのり違ってます。フープ部により空気効率をあげるために角度がついていたり。それによってか付属バッテリーは3.7V 150mAh 20C。そう、E010等よりも弱い出力なんです。

 強さの理由はボディ形状とモーターという事がわかっていて、予備モーターが欲しいのならE010用を買うよりもF36用を買う方が断然良いです。また、F36をベースにメイン基板だけE010に変えるのも一興。自分もそうしています。

 というわけで追加出資2千円なり。
+2,000円


 正直、付属コントローラーは「おっさんには小さすぎるコントローラー」。そこで俺がオススメするのは、deviation化したDEVOでバインドする案です。ただし、現時点でそれが可能なのは、E010若しくはH36。はい、FuriBee F36は未だプロトコル不明なんです。
 deviation公式サイトには既にE010のiniファイルも公開されており、最新のnightly buildにアップデートし、E010用iniファイルをモデルファイルに入れ込めばOK。留意点としては、公開されているiniファイルはE010用であり、ミキサーのスロットルカーブが9ポイントで特殊なカーブを描いています。
 中華フープ化しますと、この微妙なスロットル具合の違いがホバリングのしにくさに影響してますので、独自でカーブを調整するか、直線へと変更する事をオススメします。
 マルチプロトコルなdeviation-DEVOは、国内販売もされています。

・デビデボ
http://mfc200804.ocnk.net/product-list/47
 マイクロヘリ倶楽部さん素敵過ぎます!俺は結局はお世話になりませんでしたが、以前自分が既に持っていたDEVO7Eのdeviation化に失敗したときには、修理(というか持ち込み?)の相談も気さくにして頂けました。多分そういった対応も、今でもしてくださると思います。

 mixi:ドローン友の会メンバーの方の中にも代行してくださる方が居ますので、もしも俺のように電子系苦手な方は是非相談してみてください。最近ではDEVO10+マルチモジュールが高性能&リスク小だそうで人気です。
 deviation化済みDEVO導入で23,000円なり。
+23,000円


 一人でびゅんすか飛ばしまくってるだけでも結構楽しいですけど、コーナーがびしっと決まった瞬間とか、壮大にクラッシュしたところとか、吊るしたハンガーすり抜けたとことか、やっぱアピールしたいじゃないですか。本格FPVレーサーみたいに、1080P 60FPSなんてのはまだまだ搭載できそうにないですが、自身がゴーグルで観た映像を、DVR付きモニターなりを使って録画すれば、あとはちゃちゃっと編集したりしてYouTubeで公開っていう楽しみも増えます。
 どうやら基本的にはDVR付きモニターを選ぶか、DVR付きゴーグルを選ぶか、最近ではWi-Fiにコンバートしてスマホに中継するなんてものも出ています。
 自分が使っているDVR付きFPVモニターはこれ。
・RC732
1447720791750-P-3398940
http://www.gearbest.com/fpv-system/pp_265750.html
 俺はさらにアンテナを片方だけキノコに交換しています。多分最も標準的な、可もなく不可もないDVR付きモニターだと思いますw
 最近結構持ち歩いているのは、実はコレw

・MJX X906T
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 http://www.gearbest.com/rc-quadcopters/pp_347074.html
 くっそOut Of Stockですか!しかもお値段さらにお安くなってる!
 画面が小さいのがあれですが、コントローラー単体で8chのDVR付きFPVモニターになります。
 しかもオマケとしてマイクロサイズドローンまで付いて来るんですからお買い得ですw
 なにせ小さいですからね。持ち運びが楽なんですよw
 誰かがこのコントローラー改造して中にE010コントローラーを仕込んでくれる事を願ってたりします。自分もやってみようとしましたが、微妙に違うスティック間隔とボタン配置に挫折してそっと箱を閉じました…orz
 というわけでDVR付きFPVモニターで1万円なり。
+10,000円


 ってことで、ここまで追加出費は4万円ってところでしょうか。や、正確な金額じゃなくですからね><

 言い訳というか、例えば、デビデボ、幾ら使っても減るのは電池だけですし、飛ばすもんじゃないからロストの心配も無いですし、マルチプロトコルですから今後いかなるモデルのものが出ても、deviation開発陣営がプロトコル解析に成功すればデビデボでバインド出来るので、かなり重宝します。
 モニターについても、基本どのFPVカメラでもチャンネル合わせれば映りますし、録画できますから、中華フープ専用なんて風に思わず、末永く頻繁に使うものとして考えていれば良い買い物だと思います。
 ゴーグルについても本当は「FAT SHARK一択!」とか言いたいんですが、如何せん高い。しかも昨今のVRブーム、FPVブームに乗っかって、新参ブランドも出始めています。ですのでそこは今後の動向にあわせてどれにするかを決めるってスタンスで良いと思います。

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◯中華フープ飛ばしまくって作りまくって楽しもう
 さて、ここからは実際に既にどっぷりはまり込んでる方々のご紹介ってな感じで。
 先ずは俺w
 中華フープを、いや、言うなれば中華フープをFPVで真面目に始めて今この時点で5日目です。
 この記事書き上げて投稿した時に日付ずれてたらごめんなさい。
 そんな俺のフライトログ的な動画をどうぞーw
 
 はい、使っていない本家に今即席(?)コースを作って練習しています。
 4日目でこのクレイジーっぷりですwww

 もちろん今でもクラッシュしますよー。でも機体はまだ一度も壊れてませんね。プロペラも二葉化しただけで交換してないですね。

 mixi:ドローン友の会メンバーの方の中華フープ動画
 
 ヌコ様との飽くなき戦いが今日も繰り広げられています。
 この方のマシンはなかなかカッコいいんですよ!
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 あとから出たBlade Inductrix FPVのシェルパーツをお好みに塗装して個性出してます。
 カメラもInductrix FPVのボディーパーツもep-modelsさんから買えるそうです。

 俺的にもカメラ剥き出しよりも皮被ってる方に憧れいだきます><
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 また、このフレームにサイズを合わせたF3 EVOもあります。レシーバーボードを選べるので、DSM2だろうが、S-FHSSだろうがいけるようになりました。
 俺はまだまだACROとか全然ダメなおっさんなわけですが、そろそろ中華フープでACROモードでビュンスカする人も多数登場することでしょう。
 mixi:ドローン友の会でも大ブレイク中な中華フープ。もっと掘り下げたお話や情報を知りたいという方は、これを機会に是非メンバーに入りませんか?