今日もこちらは雨。あっちこっち駆けずり回るも何の収穫もなく1日が終わります。大丈夫か俺。

 以前、ParrotローリングスパイダーのクロスフレームにH6Cのメイン基盤を乗せてみたりしていましたが、実はこの流れがトイ・クアッド友の会の方々の「ハマり」のおかげでなかなかのところまで成長していたりします。

 先日参加させていただいた大阪某所でのオフ会でも、この自作トイクア(?)が大活躍。小型軽量でいて飛びもアグリッシブになるので、FPVレーサー経験者にも非常にウケています。何せ250mmフレームのDIYレーサーだと、おおっぴらに飛ばせませんし、お手軽というわけにはいかなくなった背景もあります。そんな心の隙間を埋めてくれるのがトイクアレーサー。そこそこの広さがある室内で思いっきりかっ飛ばします。側から見たらさほどでもない飛びも、FPVでかなりのスピード感が味わえます。もちろんテクニックは必要ですが、ぶつけても大した被害も出ないトイクア、割と初心者でも食い込んだ飛びっぷりが味わえますよ。

 トイクアレーサーの作り方は人それぞれ。俺の場合は、
・H6Cのメインボード
・ローリングスパイダーのクロスフレーム
・Hubsan H107Cの0820モーターとプロペラ
・V686GのFPVカメラ
・V686GのFPVモニター
・ワイドレンズ
・H6Cの3.7Vバッテリー
で組んでます。
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参考記事:試作機H6RSからH6GRSへ
http://jizomae.blog.jp/archives/35820571.html
 すでにDIYレーサーなどをされている方は、FPVモニターもレース用のものにされていたり、Fat Sharkのゴーグルでという組み合わせも可能とのこと。屋外では航空法などの規制により許可が必要ですが、屋内なのでまさに法の範疇外。気軽にスリリングでエキサイティングなレーシング体験ができています。

 これ、マジ面白いです。

 組み立ての時の留意点は、ローリングスパイダーのクロスフレームの胴体枠が邪魔で、結構思いっきりバッサリ切り落とす必要がある部分があったり、ちまちま削る必要があったり。重さを考えないと飛びに影響したりと、いろいろ試行錯誤するところもありますが、それはそれでまた面白いんです。
 H6Cのメインボードは四角形ではなく、足(?)部分が邪魔にはなるのですが、ここを思い切って切り落とすのもOKだそうです。
 H6Cは「おすすめ」トイクアとして以前よりこのブログで紹介していますが、飛びの安定性もそうですが、deviationでもイケるところも人気のひとつです。本格的なプロポで、自分好みにレバー具合をカスタマイズできるわけですから、まさにここらは玄人志向。

 どうせならこのコンセプトに沿ったモデルを、JJRCとかHubsanとか、願わくば童友社とか京商が出してくれれば御の字とも言えるのですが、無いものは無い。そこで、「俺らでこのコンセプトでオリジナルのトイクア作れるんじゃね?」的な発想に至るわけです。

 現状ではメイン基盤にしてもFPVシステムにしても、既存のパーツなりで組むしかないのですが、それもそれで楽しいです。願わくば部品製造を手掛けてくれる企業が立候補していただけたら良いのですが。どうですかね?いませんかね?

 とりあえず的ですが、フレームももうちょっとそれ用になんとかならないかなと、時間に任せつつもプロトタイプ制作に向けてデザインとかし始めてます。
 京商は2015年でParrotの取り扱いをやめ、現在ローリングスパイダーのフレームが入手困難になっています。一度組んでしまったらフレームはなかなか壊れない優れものなのですが、やっぱいろいろやってみたいとなると、1個や2個では済まなくなるのがオトナホビーの悲しき運命ですねw
 それならばフレームを自作してみるのはどうかと思ったのです。俺は建築畑ですからCADで住宅とかの設計経験があるんで、3Dモデリングもできないわけではないのですが、ブランク長すぎて苦戦してますw
 250mmフレームをまんまHubsanサイズにしてみたものを作ってみました。
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 が、オフ会での話を聞くと、120mmカーボンフレームよりもローリングスパイダーのフレームの方が軽量で丈夫で、調子が良いという感想を聞いてしまい、トラス構造を取り入れた感じの方が、カタチも俺好みですし良さげに思えてたり。
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 まんまローリングスパイダーw

 いやいや、これもこれから色々変わっていきますからw
 デザインしていても実物にしなきゃ飛びやら強度やらが見えてこないんで3Dプリントサービスなるものも検索してみたり。そしたらこれくらいのを1個出してもらうだけでも数万円いくみたいですね…。たまったもんじゃない。

 そんな調査ごとばかりしていると欲しくなってきて仕方ないのが3Dプリンターです。ここ数日、そんな3Dプリンターの製品調査ばかりしているしょうがない俺です。
 何せ貧乏な俺、本来数十万もするものなんてとても手が出せません。仕事で使うわけでもないでしょうし。そんな中、そこそこ低価格なのも最近じゃ出ているんですね。


 安くても10万円オーバーが当たり前な3Dプリンター業界にあって5万円切るなんて素敵。なんて思ってしまうのですが、CES 2016でさらにお安いのが出るのがわかりました。
 ダヴィンチ・ミニ。
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 もちろん安いからでしょうか、出来上がったモデルの精度も幾分悪いようにも見えます。でもお手軽に3Dプリンター体験ができるのであれば、まあ良いかなという微妙な納得感も持っちゃってます。会場で発表されたお値段は$269。約3万円ってとこでしょうか。造形可能な大きさは約15センチ。ダヴィンチJrと変わらないようです。

 日本での発売や価格についてはわかりませんが、お値段次第では直ぐにでも欲しい製品です。 

 オリジナルトイクアについては、他にもコンセプトが色々まとまってきているのですが、そのお話はまた追々しようと思います。