『ドローン元年』と称されたりしています。俺個人も2015年1月からJJRC H8Cでスタートなので元年っちゃ元年でしたね。いやぁ、初めてトイクアを飛ばした時は正直「騙された!」と思いましたがwww

 だって安定ホバリングしないんですからね。墜落しまくって、それでもここでやめたらダメだろうと連日飛ばし続けて、モーター死亡して…。
  Amazonで購入こそしましたが、もちろん日本不正規品。そんなのが普通に売ってて普通に買えるってのも…。

 CES 2015が開催。HubsanがH107シリーズの新型、「PLUS」シリーズを発表。発表は1月だったのに実発売は12月。待たされましたし騙されましたwww


 日本国内正規販売品にもWi-Fi FPVモデル、モード1モード2スイッチャブルモデルが登場。


 さらに年末ギリギリですが、2.4Ghz FPVモデルも登場。


 空撮に偏り気味だったトイクアが、FPVトイクアレーシングという新ジャンルも生み出されそうな勢いで成長した年でもあります。

 しかしこれってどうでしょう。『元年』と呼べますか?

 海外では元年を迎えたかもしれませんが、日本発売モデルは海外製品のライセンス品であり、相変わらず国内生産なトイクアも、コンシューマードローンすらもまともに出揃ってない有様。Phantomの普及を元年とするならば、あれって昨年には国内発売されてましたよね?

 まだ紀元前扱いが正しいと俺は思います。

 そして航空法が改正施行され、「ドローン規制法元年」だけやってきました。

 本当の意味でのドローン元年は果たして訪れるのか。

 トイクアやドローンのウェーブを感じたければ、アメリカや中国に注目すべきに思うことがしばしばあるのですが、それもほんのりと流れが変わってきました。法改正によって。
 ドローン先進国は他でもない中国です。中国からアメリカのビッグな市場へと展開されていて、日本もほら、「2015年はドローン元年」なんてメディアが言うからショップは日本市場も意識してたんですね。しかし、蓋を開けてみたら法規制が厳しくなって、思っていたよりも売れない。アメリカも法規制入って売れなくなりだすと。新しいマーケットの開拓が急務となり、どうやらそのベクトルはヨーロッパみたいです。日本なんかより緩い国なんてまだいっぱいあります。

 もちろん日本への輸出というか販売をゼロにするわけでもないのですが、この先あまり売れない状態が続くと、見限られてしまう可能性は、ゼロじゃないと思います。日本にはその危機感がないです。俺個人もしょっちゅうショップやメーカーに「頼むから日本でも堂々と飛ばせるよう、技適とってください」とお願いし続けていますが、多分あちらさんの考え的には、「そんな事したら安く販売できなくなる。日本が中国やアメリカの電波基準に合わせるべき」というもののように感じ取れます。

 つまり本当の意味でのドローン元年は日本の電波利権のブレイクスルーが起きない限りはありえないのかも知れません。我々消費者は、アメリカや中国ですでに発売されている数多くのドローンやトイクアを自由に品定めし、最も自分にあったものを選ぶことができるようになるのが理想だと思います。

 さあ、来年こそは「真・ドローン元年」を迎えるべく、関係各位に御精進願いたいと思っています。頑張って。

 俺?はい!来年もテキトーにやらせていただきます!www